魚 勝

ここに書かれているのは、当店の歴史を掲載したものです。
現在のお店の状況や取扱品目等とは
異なる場合があります
ので、あらかじめご承知おきください。
なお、最新のお店の情報をお知りになりたい場合は、
お店までお問い合わせください。

創業 創業初代、玉井一志さんは、明治45年生まれ、
長野県出身で戦前に東京に出てきて市川駅前にあった魚松で
丁稚奉公からはじめて、昭和の初期に真間2丁目のこの地で
魚屋を開店したと聞いています。詳しいことは
聞かされていないとのことですが、小さいときのことで初代が毎日、
リヤカーで築地まで仕入れに行っていたことが記憶に残っています。

大きな事件 創業時の時代背景昭和2年の金融恐慌に始まり、
6年の満州事変とあわただしくなる一方、元年に東レ、日レ、クラレ、
2年に資生堂、エスエス製薬、3年に大正製薬、日商岩井、
4年にヤマト運輸、積水化学、5年に伊勢丹、シチズン、
6年にブリヂトンタイヤ、旺文社、7年に名鉄百貨店、
王子製紙、8年に日産自動車、田辺製薬、9年にフィ時写真フィルム、
10年にシャープ、富士通、松下電器などわが国の代表的な企業が設立されている。
発展 昭和34年ごろ、お店が忙しくなり、
手が足りなかったので高校2年で中退し、お店を手伝うようになりましたが、
当時は父と母、私を入れて6人でした。
職人さんは、順番に独立していき、昭和58年に父がなくなり
跡を継いだときには、母と私と妻、弟の4人になっていました。

昭和35,6年ごろは、雇っていた人2人が御用聞きと配達を
この辺を中心にくるくる回って、菅野や須和田は六社神社の手前まで、
真間5丁目は14号線の手前まで行っていました。
またお店の前に自然とお客さんが並んでにぎわい、
お店の前にまな板を出し、父が魚をさばいて活気がありました。
その頃が一番よかったと思います。
ご用聞きは55年頃やめましたが、配達は今もやっています。

昭和51年にダイエーが進出し、
あちこちにスーパーができてお客さんが減りだし、
この真間大門会通りに一杯あったお店がなくなっていき、
アパートや一般の家屋に変わっていきました。
魚屋も2軒ありましたが今はうちだけです。

仕入れについては、昔は毎日行っていたものですが、
現在は、一日おきに築地に買付に行き、あとは電話で
注文するというようにしています。40年位前から、配送は築地からの
乗り合いトラックにお願いしています。築地の問屋さんは、
練り物は石福、マグロは東伸、牧島は一般の鮮魚など
いろいろ数はあるけれど決まった問屋さんから買付しています。
品揃え 鮮魚、練り物、自家製加工品、干物類を置いています。

今は生もののお刺身に力を入れており、
小盛りの舟にして、品種によって違いますが、
400円、500円と買いやすいように心がけています。
昔はマグロ一人前で売っていますが、今は半人前でも売ります。

鮮魚

次のように季節によって店頭に並ぶお魚が違ってきます。
 サワラ、サヨリ、メジマグロ、カツオ(さっぱり系)、
   マナガツオ、ヤリイカ、イサキなど
 キンメダイ(銚子もの)、メジマグロ、サンマ、アジ、イワシ、
   キス、マダイ、シロイカ、メゴチ、マコガレイ、タカベ、
   シタビラメ、カマス、アサリ、シジミなど
 モドリガツオ、アキサバ、サンマ、アキサケ、
   スルメイカ、かき、ホタテ貝など
 タラ、ナメタガレイ、アカガレイ、寒サバ、ヒラメ、クロムツ、寒シジミなど
練り物

つくごんのハンペン、ねぎぐし、丹精の納豆、さつま揚げ、
ひげてん、じゃこてん、たまご厚焼き、料亭風茶碗蒸し、
かごせい、鈴広のカマボコ、青森の焼竹輪など

干物

アジ、サンマ、メザシなど

自家製加工品

コハダのお酢(冬)、シメサバ(秋、冬)、アジのお酢(春、夏)など
酢の物はあぶらがのっているおいしい時期につくっています。

塩辛は青森のスルメイカの身のみでつくっています。

レイアウト 創業当時と基本的には変わっていませんが、
10年くらい前に家を建て替えたときに現在のように、
お店の前にガラスケース、中に調理場、
奥に冷蔵庫を置いています。本当はお客様の目に
見えるところで魚をさばくのがよいのですが衛生上のこともあり
奥に引っ込んだところになりました。ガラスケースを
斜めにもってこようと思ったのですが
お客様が外からみえないので外に出すことにしました。

お客様について昔からの常連のお客様が中心で、
お年寄り、中高年の人が多いと思います。
女性だけでなく男の方もお刺身などを買いにこられます。
最近、矢切、大野からも来られる人がいます。
しかし若いお客さんが少ないのが残念です。
お客様への対応では、料理法、食べ方とかお教えしたり、
こっちのほうがよいなどおいしい魚をアドバイスするようにしています。
世間話もいいし、会話を大事にしています。
冗談を言って楽しみながら商売をしています。笑顔も大切です。
よい品を安く提供するように心がけています。
ぜひお店に来ていただきたいと願っています。
商店街について 以前は、隣に酒屋、
前にラーメン屋(のち化粧品店)、また肉屋さん、
別の魚屋さんもありました。だんだんお店がなくなり
今では数少なくなっています。
残った各個人が一生懸命やるしかないと思っています。

環境問題業務用の生ごみは、
市川鮮魚商組合の車が毎日取りに来てくれます。


商大生に一言 

商大生についてこの近辺に住んでいる学生さんだと思いますが、3枚に下ろすとかわたぬきなど料理は楽しいし、
自分でするから生でくださいとおっしゃる若い人がたまに来られます。
今後の展望これからもがんばります。いい魚を安く提供しますのでぜひ来て下さい。そして健康にいい魚をたくさん食べてほしいと思います。

(2005年8月27日、二代目店主玉井公夫さんにインタビュー)



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