リフォーム・尾山

創業 平成12年8月末か9月はじめ

自分の身内が不動産屋をやっており、そこの補修関係の仕事を
いただけるということだったので、それで踏み切って創業しました。
以前、ビル管理の仕事をやっていて大体ノウハウは身についていたので、
なんだったら自分で会社をやろうという決意で始めました。
創業までの経緯 秋田の高校卒業と同時にリッカーミシンに入りました。
優秀な若手が入部してくるようになり限界を感じて23歳のとき陸上部を退部し、
リッカーの銀座本社ビルの管理を行う会社に転属になりました。
5年後にリッカーが倒産し、たまたま関係のあったビル管理会社の方から
同和鉱業の高校の出身者なら間違いないと請われて
二つ返事で銀座の椿山荘ビルのメンテナンスの仕事に移り替わりました。
その後不動産部門ができて西荻のほうに移りました。
移ってから施設・設備プラス不動産・土地・建物・お客さん、
工事関係全てを見るかたちで個人的にも仕事のボリューム、
バリエーションが広がりました。当時から必ず仲間・先輩・業者さんも居ましたので、
自分の分からない所はほとんど、下請けさんと呼ばれる業者さんから
仕事を盗むという形で覚えて、今すごく役立っています。
同じ職種で、同じ仕事を今、有限会社「尾山」という形でやっています。
それで、土地建物総合管理ということで20年間やってきたものを、
そのまま継承してやってきているという状況です。

創業当時の大きな仕事 1番大きい仕事は、
自分が会社を始めるに当たって後押しになった
筑波への天皇の御来迎に当たっての清掃をさせてもらったことです。
内容は、お蚕の展示場の清掃でした。お蚕は、軽いもので苦労しました。
以前、そういう貴重品を動かさないでやる方法を
ある程度ノウハウを持っていましたので無事その仕事を成し遂げました。
自分がやった大きな仕事だったので印象に残っています。
宮内庁の仕事をやったことが信頼にもつながり、
追い風になって仕事が急に増えました。
それが、自分が印象に残っている出来事です。

昔と今との違い 今までのお掃除に対する見方、
考え方は任せればいいとか、お掃除は掃除屋さんが
やればいいという感覚から不況になってくると
掃除は自分でやればいいということになる。
掃除をするとごみが出る。ごみも資源である、
分別して再利用して使うもの、リサイクルするものと
ごみも再生資源になるということが一番変わってきたことです。
仕事内容 掃除は単発的な仕事やビルやマンション・アパートの
共通部分の定期清掃で月の3分の1です。
3分の2が電気工事・塗装・改修工事などです。
たとえば転居のあとの清掃、壁紙の補修、
電気がつかないところの修理、こわれた換気扇の修理、
洗面所のパッキンの取替え、便所の配管の取替えとか
そういったことの直し、修繕はいろんな部分の交換などです。

その他の依頼には、コンタクトレンズ探し、
洗面所に落とした指輪探し、玄関の扉のがたがたの直しなどです。
建物ひとつにしても、掃除から始まり掃除で終わるのですが
その中に、電気工事があり、修繕があるといった内容になっています。

また物販では24時間風呂、整水器、
サイクロン方式の掃除機などの販売代理店もやっています。
転機 仲間を作るというのが転機です。
大きな仕事、新築の8階建てのマンションの清掃を受けるとなると
一人ではおっつかない。仲間と一緒にそういう清掃の仕事ができる
ということが一番大きかったです。
物を売る仲間、購入する仲間、工事をする仲間もいるし、
清掃に手を貸してくれる仲間もいます。自分が思っている
価格と方法でやっていける人たちが
見つかり始めているというかそういうことです。
ゆくゆくは物販もやっているので
喫茶店のような展開をしたいと思っています。

お客様に対して心がけていること いつも会うときは初対面です。
管理しているアパートやマンションに緊急連絡先のプレートを張っています。
プレートに顔写真を載せることで、特に女性のお客様にこの人が
来るのだという安心感を出すように作りました。
それは、どんな人が来るかわからない不安みたいなものを
無くすのではないかという考えでそうしました。
もうひとつはいかに短時間で仕事をするかです。
そういうところが一番気を使うところです。
お店のレイアウトと今後の展望 お店に入ったら
工具から何から見える形にしている。
物販もやっているので、ゆくゆくは、喫茶店みたいな展開にしたいと思っています。
また今は一人でやっている。本当は事務員さん2・3人ほしいのですが
どうしても会社が立ち上がって間もなくて資本が出来てきていないので
利益がたまってくれば人を雇って清掃メインから
物販のほうに移行していきたいと考えています。
商店街全体のイメージ 古いっていうイメージです。
そこが良さでもあるし、重たさでもあると思います。
古さにあぐらをかいている、それが暖かさであればいいが
活気がなくなってきているところが寂しくなってしまうところです。

環境問題 難しいことだと思います。きれいに短時間でしようとすると、
化学薬品を使ったほうが早いです。
ところが、自然に配慮してやると作業が遅くなるし100%きれいにはなりません。
なかなか落ちない汚れは有機溶剤を使ってしまいます。
自然にやさしくないというところが難しいところだと思います


学生に一言 
今、市川市内にいて学生さんを学生さんとして見ることができる場所がない。
それは経済に関ってくるかもしれないのだけれども、今はすべて学校内でものがすむ形になっているのですが、
大胆ですけどそれを廃止してその部分とかを自分の住む町のほうに向けていけば、
地域の人たちとコミュニケーションができてくるのではないかと思います。

確かに商店街に魅力がないと言われてしまえばそれまでなのですけど、
活気があまりにも無いので、とにかく「何かあったらいってみようか」という風になればいいと思います。
出来れば一緒に出来るものがあればなと思います。お互い知恵を出し合って、
お互いそういう感覚を持っていれば一緒に出来るかなと思います。
もう少し社会に皆さんの持っている考えをぶつけてほしいと思います。
(与えられてばかりいる囲いの中と守られてばかりいる囲いの中では自滅の道だと思う。)


(2003年11月18日 尾山 孝さんにインタビュー)